アクティブ化 – Preemptive Support Center Japanese

DashO を使用するには、ライセンスキーを使ってアクティブ化しておく必要があります。 DashO のライセンスを 1 つ以上購入すると、PreEmptive 社からライセンスごとに 1 つのライセンスキーが送信されます。同様に、DashO の評価版をダウンロードすると、PreEmptive 社から評価ライセンス用のキーが送信されます。異なる種類のライセンスにより、さまざまな方法でソフトウェアを使用できますが、正しいライセンスキーを使用して DashO をアクティブ化することが重要です。

構成エディターからアクティブ化する場合は、その処理中に適切なライセンスキーを入力します。アクティブ化手続きは、今後そのコンピューターで DashO を実行するためにプロビジョニングを行い、自動的にライセンストークンを保存します。そのため、再度アクティブ化する必要はありません。

この処理中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングを参照してください。ライセンスの詳細については、PreEmptive Solutions にご連絡ください。

ライセンスの種類

DashO ライセンスには、ビルドライセンスまたはユーザーライセンスがあります。さらに、特定のライセンスは、フローティングライセンスである場合とそうでない場合があります。

ビルドライセンスとユーザーライセンス

ビルドライセンスは、リリース可能なソフトウェアをビルドするために、ビルドエージェントで使用するためのものです。ビルドライセンスを使用して DashO を実行した場合、結果として生じるソフトウェアは公的に頒布することができます。

ユーザーライセンスは、主として開発コンピューターで作業する開発者が使用する、たとえば、DashO をビルド処理に統合したり、構成エディターを使用して DashO 構成を編集したりするためのものです。さらに、すべての DashO 評価ライセンスはユーザーライセンスです。ユーザーライセンスを使用して DashO を実行した場合、結果として生じるソフトウェアを公的に頒布することはできません。また、ユーザーライセンスの DashO を引数または環境変数を使用してアクティブ化する場合は、完全なライセンス文字列を形成するために電子メールアドレスを含める必要もあります。

メモ： ライセンスキーおよびライセンストークンを適切に管理するようにしてください。

フローティングライセンス

フローティングライセンスは、任意の数のコンピューター上でアクティブ化できるライセンスで、ライセンスの並行ビルドの制限まで、所属するチームが使用するだけのビルドエージェントで使用できます。これにより、自動ビルドシステムの一部として動的にプロビジョニングされたビルドエージェントで DashO を使用することが可能になります。 PreEmptive は、既定ではビルドライセンスをフローティングに設定します。

フローティングライセンスを使用している場合は、DashO を実行するたびに PreEmptive のサーバーでサブスクリプションが確認されるため、DashO を実行するにはアクティブなインターネット接続が必要となります。

フローティング以外のライセンスは、限られた数のコンピューター上でしかアクティブ化できませんが、一度アクティブ化された DashO は、実行ごとに PreEmptive のサーバーでの検証に成功する必要はありません。フローティング以外のライセンスは、アクティブなインターネット接続のないコンピューターで使用できます。

アクティブ化の方法

DashO 構成エディターを実行したときに、まだアクティブ化していない場合（または［Help］メニューの［Change Product License...］を選択すると）、アクティブ化ツールが起動されます。画面の指示に従って、Web ブラウザーを使用し DashO をアクティブ化します。

構成エディターを使ってアクティブ化すると、今後そのコンピューターで DashO を実行するためにプロビジョニングが行われ、自動的にライセンストークンが保存されるため、再度アクティブ化する必要はありません。この処理中にエラーが発生した場合は、トラブルシューティングを参照してください。

メモ： ライセンスは、［ヘルプ］メニューの［製品ライセンスの変更］を選択すれば、いつでも変更することができます。

Java プロパティまたは環境変数を使用

ライセンスキー（ライセンス文字列形式）を格納するための Java プロパティまたは環境変数 DASHO_LICENSE を設定することができます。これを設定すると、DashO は実行ごとに、プロパティまたは変数に格納されているライセンスキーを使って自身をアクティブ化します。 Java プロパティの設定は環境変数よりも優先されます。

これは、動的にプロビジョニングされたビルドエージェントで DashO をアクティブ化する場合に有用です。この場合、変数はビルドシステムで自動的に設定できます。動的にプロビジョニングされたビルドエージェントでアクティブ化する場合、当該のライセンスはフローティングライセンスである必要があります。

DashO は、環境変数からライセンスキーを読み取っても保存しません。後で変数の設定を解除した場合は、他のいずれかの方法で DashO をアクティブ化する必要があります。

引数を使用

DashO のさまざまなビルドインターフェイスに明示的にライセンスキー（ライセンス文字列形式）を渡すことができます。これには、次の方法があります。

DashO は、コマンドラインからライセンスキーを読み取っても保存しません。後で引数を渡すことを停止した場合は、他のいずれかの方法で DashO をアクティブ化する必要があります。

優先順位

DashO は実行時に、次のようにライセンスキーおよび登録情報を取得します。

--license 引数が使用されている場合は、その引数の値を使用して、この実行に対してのみ DashO をアクティブ化します。
そうでなく、DASHO_LICENSE Java プロパティが設定されている場合は、そのプロパティの値を使用して、この実行に対してのみ DashO をアクティブ化します。
そうでなく、DASHO_LICENSE 環境変数が設定されている場合は、その変数の値を使用して、この実行に対してのみ DashO をアクティブ化します。
そうでなく、以前にこのコンピューター上で構成エディターによって DashO がアクティブ化されている場合は、その登録情報が使用されます。
そうでなく、構成エディターが実行中の場合は、ライセンスキーの入力を求められます。このキーは、当コンピューターに対して DashO をアクティブ化するために使用され、今後の実行のために登録情報に保存されます。
上記以外の場合は、DashO でエラーが発生します。

アクティブ化ツール

DashO アクティブ化ツールは、ライセンス情報を java プロパティ、環境変数または引数によって渡していない場合に、DashO をアクティブ化することができるグラフィカルユーザーインターフェイスです。

まだアクティブ化していない場合、アクティブ化ツールは構成エディターの起動時に自動的に起動されます。

アクティブ化ツールは Web ブラウザーを開いて、preemptive.com のアクティブ化手続き専用に生成されたページにアクセスします。そのページの指示に従って、お使いのインストレーションを preemptive.com のアカウントおよびライセンスに接続します。

自動的なブラウザー通信がサポートされないシステムでは、情報を手動で入力できるダイアログが表示されます。

preemptive.com でのアクティブ化処理が完了すると、Web ブラウザーは次のいずれかになります。

localhost HTTP 要求を介してアクティブ化ツールと通信します。
手動で入力するトークンが提供されます。

その後、アクティブ化ツールがそのアクティブ化を検証します。

アクティブ化が正常に確認されると、ツールに次のメッセージが表示されます。

成功したアクティベーションはコンピューターに保存されるため、再度アクティブ化しなくても DashO を使用できるようになります。

メモ： アクティブ化の問題を診断する方法については、トラブルシューティングを参照してください。

インターネット接続の要件

PreEmptive のサーバーでライセンスキーを確認するため、アクティブ化にはインターネット接続が必要です。また、フローティングライセンスは、DashO の実行時にアクティブなインターネット接続を必要とします。

ネットワーク接続が一時的に切断される問題によってビルドエラーが発生することを防ぐために、DashO はしばらく待った後に失敗した接続を再試行するようにしています。再試行後も接続できない場合は、ネットワークの問題を説明するエラーメッセージを表示してビルドが失敗します。

既定では、ライセンスサーバーの応答が、計画済みメンテナンス中であることを示す場合、DashO は最長 30 分間 30 秒間隔で接続を再試行します。接続の再試行の間隔（遅延）およびタイムアウトの値は、以下の環境変数を使用して設定することができます。

DASHO_MAINTENANCE_RETRY_DELAY 変数には、接続の再試行の間隔（秒単位）を設定します。
DASHO_MAINTENANCE_RETRY_TIMEOUT 変数には、接続エラーになるまでの再試行期間（分単位）を設定します。

どちらの値も正の整数値で設定する必要があります。

サブスクリプションの更新

アクティブ化後、DashO は PreEmptive のサーバーからユーザー登録情報をダウンロードします。サブスクリプションをお持ちでその有効期限が切れている場合は、更新するよう求められます。

サブスクリプションの有効期限が切れても更新しなかった場合には、DashO 構成エディターは機能縮小モードで実行されます。サブスクリプションの対処が必要な場合には、構成エディターのステータスバーに警告が表示され、適切なリソースへのリンクが提供されます。サブスクリプションを更新したら、DashO 構成エディターを再起動します。PreEmptive のサーバーから更新された情報がダウンロードされ、構成エディターは再び全機能モードで実行されます。

ライセンス文字列

DashO をアクティブ化するいくつかの方法では、「ライセンス文字列」の指定が必要です。

ビルドライセンスをお持ちの場合は、ライセンス文字列はライセンスキーだけです。
ユーザーライセンスをお持ちの場合は、ライセンス文字列はライセンスキーと電子メールアドレスがコロンで区切られています（例：00000000000000000000000000000000:jdoe@mycompany.com）。