Dotfuscator 構成を作成したらビルドできます。 Dotfuscator Community は、入力アセンブリを読み取り、構成に従って変更して、指定された出力パスに書き込みます。
ビルドを行う方法
[ビルド]ボタン()をクリックするか、メニューから[ビルド]>[ビルド](Ctrl+B)を選択します。 これにより、構成の保存も行われます。
Dotfuscator プロジェクト構成に指定された難読化およびチェックの差し込み設定を使用して、アプリケーションがリビルドされます。 ビルド情報は、ユーザー インターフェイスの下部にある次の 3 つのタブに表示されます。
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ビルド出力:ビルドを失敗させたすべてのエラーと、一般的な警告および情報が一覧表示されます。
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スマート難読化:スマート難読化に関する情報(例:スマート難読化規則によりコード要素が名前変更対象から除外される場合など)があればここに表示されます。
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警告:スマート難読化規則による警告があればここに表示されます。
ビルドの実行中には、[ビルド]ボタンは[キャンセル]ボタンになります。 ビルドをキャンセルする場合は、[キャンセル]ボタンをクリックするか、メニューから[ビルド]>[ビルドの中止](Ctr+Shiftl+B)の順に選択します。
チェックの結果
Dotfuscator 構成をビルドすると、変更したアセンブリが構成に指定した出力パスに配置されます。 ビルドの結果は、いくつかの方法で調べることができます。
[結果]画面
ユーザー インターフェイスを使ってビルドを行うと、出力アセンブリの構造が[結果]画面に表示されます。 この画面には、Dotfuscator のナビゲーション ツリー内の[結果]を選択すればアクセスできます。
この画面には、出力アセンブリ(チェックの差し込みによって追加された型やメンバーを含む)のツリー ビューが表示されます。 各ノードには、コード要素の元の名前が付けられます。
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要素が名前変更された場合には、変更後の新しい名前は、ツリー内で元のノードの後に表示されます。
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要素が名前変更によって削除された場合には、そのノードの名前の背景が灰色になります。
出力ディレクトリを開く
難読化されたアセンブリが格納されている出力ディレクトリを Windows Explorer で開くには、[出力ディレクトリを開く]ボタン()をクリックするか、メニューから[ビルド]>[出力ディレクトリを開く](Ctrl+E)の順に選択します。
名前変更の割り当てファイル
構成で名前の変更を有効化している場合は、名前変更の割り当てファイルが構成したパスに配置されます。 詳細については、「名前の変更」ページの「割り当てファイル」セクションを参照してください。
逆コンパイルしたアセンブリの表示
出力アセンブリの内容を表示するには、標準の .NET の逆アセンブラー、ildasm を使用します。 難読化したアセンブリに ildasm を使用する例については、『Dotfuscator Professional ユーザー ガイド』の手順を参照してください。
チェックのテスト
差し込んだチェックをテストするには、関連する「チェックの理解」ページの「テスト」セクションにある手順を参照してください。