[名前の変更]画面は、Dotfuscator の名前変更機能を構成するのに使用します。 この画面には、Dotfuscator Community のナビゲーション ツリー内の[名前の変更]を選択すればアクセスできます。 この画面には 4 つのタブ、つまり情報を表示するだけの[はじめに]タブと、名前の変更を構成する 3 つのタブが表示されます。
[はじめに]タブ
このタブには、難読化および名前変更機能に関する全般的な情報が表示されます。
[除外]タブ
このタブでは、コード項目を名前の変更対象から除外することができます。 この機能は、特にリフレクションで使用するコード項目に必要になる場合があります。
このタブは 2 つの部分に分かれています。 コード ツリーの左側には、入力アセンブリの構造が表示されます。このビュー内のチェック ボックスを使用することで、特定の項目を対象から除外できます。 また、対象からの項目の除外は規則を使用することでも行うことができます。規則は、右側の規則ツリーで構成します。 また、Dotfuscator には組み込みの対象除外規則もいくつかあります。これらの規則は別のタブで構成します。
対象からの特定項目の除外
特定のコード項目を名前変更対象から除外するには、コード ツリー内でその項目に移動し、その項目の左側にあるチェック ボックスをオンにします。 この対象除外を取り消す場合は、そのチェック ボックスをオフにします。
宣言による難読化対象から既に除外されている要素は、青色の文字で表示されます。
規則による対象除外
コード項目を名前変更対象から除外する方法としては、Dotfuscator に従わせる規則を指定するという方法もあります。 規則のさまざまな種類とそれらの評価方法の詳細については、「対象除外規則」セクションを参照してください。
追加された規則は、タブの右側にある規則ツリーに表示されます。 規則を選択すると、規則のプロパティを編集できるようになります。プロパティは規則の種類によって異なります。 [属性指定子]プロパティが表示される場合は、1 つのオプションをクリックしてそのオプションを選択することも、 Ctrl
キーを押しながら複数のオプションをクリックしてそれらのオプションを選択/選択解除することもできます。
最上位レベルの規則を追加するには、[名前空間の追加]または[型の追加]のうち該当するものをクリックします。
既存の規則のサブ規則を追加するには、その規則を右クリックし、[フィールドの追加]、[メソッドの追加]、[プロパティの追加]、[イベントの追加]、[カスタム属性の追加]、または[スーパータイプの追加]のうち該当するものをクリックします。
規則を削除するには、それを選択して[削除]をクリックします。
コード ツリーへの規則の影響をプレビューするには、[プレビュー]ボタンをクリックします。 規則によって名前変更対象から除外されるコード項目は、黄色で強調表示されます。 また、特定の規則(とその子の規則)の影響をプレビューするには、規則ツリー内でその規則を右クリックして[プレビュー]を選択します。
[組み込み規則]タブ
このタブでは、対象から除外するための Dotfuscator の組み込み規則を有効化または無効化できます。
Dotfuscator には、一般的な事例やフレームワークに適用できるいくつかの規則が用意されています。 規則のオン/オフを切り替えるには、その規則をクリックします。 規則の左側にあるチェック ボックスは、規則が有効である場合にはチェック マークが付き、無効である場合にはチェック マークが外れます。 規則を選択した場合は、その説明も表示されます。
[オプション]タブ
このタブでは、構成レベルでの名前変更処理を構成できます。
名前の変更オプション
[名前の変更オプション]セクションでは、名前変更処理の全般的な動作を構成できます。
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名前の変更を有効にする:名前変更処理全体のマスター スイッチとして機能します。オンにした場合は、名前が変更されます。オフにした場合は、名前が変更されなくなります。
- この設定を制御する別の方法としては、ナビゲーション ツリーで名前の変更ノードを右クリックして[有効化]を選択または選択解除するという方法もあります。
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XML シリアライザーとの互換性を保証する:このオプションを有効にした場合、名前の変更は、出力が XML シリアル化と互換になることを保証します。無効にした場合は、より積極的な名前の変更が行われます。
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マネージ リソース名を保持する:Dotfuscator では、名前が変更されたクラスと関連付けられるマネージ リソースの名前を自動的に変更します。これにより、それらが実行時に正しく読み込まれるようになります。プログラムでリソース名を作成してアプリケーションでマネージ リソースが読み込まれる場合は、
マネージ リソース名を保持する
を選択してください。 -
名前空間の処理:名前を変更する型に対する名前空間の処理方法を選択します。
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"フラット化および名前の変更":名前空間全体が削除されます。
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"名前の変更のみ":名前空間の名前が変更されますが、名前空間の階層は保持されます。
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"保持":これらの名前空間の名前は変更されなくなります。
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[拡張オーバーロード誘導]、[名前の変更プレフィックス]、および "英小文字" を除く[名前の変更規則]は、すべて Dotfuscator Professional でのみ使用できます。
増分難読化
増分難読化は、Dotfuscator Professional でのみ使用できます。
出力割り当て
[出力割り当て]セクションでは、ビルド時に名前変更の割り当てファイルを書き込む方法を設定します。
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出力割り当てファイル:割り当てファイルの場所と名前を指定します。
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既存のコピーをバックアップせずに上書きする:このオプションを有効化した場合に、指定した割り当てファイルが既に存在するときは、そのファイルがビルド時に削除されます。このオプションを無効化した場合は、既存のコピーが削除されずに名前変更されます。
HTML としての保存は、Dotfuscator Professional でのみ可能です。